Only You
お前だけしか見えてない。
どれだけほかの事に集中しても、お前のほうに視線が向いてしまう。
これだけお前のことが気になるのに、なんで、お前は気づいてくれないんだ?
お前の視線には、ほかのやつが写っているのか?教えてくれ。
俺はいつまでも待ってるから
「植木―」
おれのクラスの同級生、森あいが話しかけてきた。
いつからだろうか。おれは、こいつに惹かれはじめた。
たたかいによって、「女子に好かれる才」を無くしてからというもの、おれは、女子たちに会うたびに、いじめを受けていた。
それなのに、こいつは、おれに近づいてくる。
コバセンは、森にだけ罰が歪んだ、といっていた。
だから、こいつに興味を持ったのかもしれない。
「う・・・。なんだ?」
おれは、寝ていたので、まだ寝ぼけていた。
「まったくもう、あんたいつも寝てるわね。家で、睡眠とってるの?」
ああ、幸せだ。と思う。自分の一つ一つの行動に、反応してくれる。それだけで幸せだ。
「最近、バトル仕掛けてくるやつが、増えて、あんまり寝れないんだよ」
そう、自分は、中学生たちによる、神を決定するたたかいに参加しているのだ。
昨晩も、8時くらいになって、不意打ちを仕掛けてきた、相手がいた。それで、余計に眠い。
「ちょっと、昨日、バトルしたの?なんで、呼んでくれなかったの?」
「別に、呼ばなくたっていいだろ。お前に迷惑かけたくないし」
すると、森は言った。
「迷惑じゃないわよ。あんたが、もし怪我でもしたらって考えたら、心配じゃない」
(心配?おれが?)
森の言葉には、思いやりを感じることがある。
いつも、自分は、森を守って戦っているが、たまに森の言葉には、守られることもある。
「ごめん。一人で、充分戦えると思ったから」
「べつに謝らなくてもいいわよ。でも、今度は、連絡してね」
この温もりがいい。この毎日がいい。この時間がいい。
森といると、楽しい。何をしているときよりも、楽しい。
この温もりを守りたい。だから、おれは・・・命を懸けてこいつを守って見せる!
お前は、おれにとって、一番大切な人だから・・・
あとがき
朔夜です。はじめて、植木×森の小説を書いてみました。
意味がわからないですね。最初の冒頭はあまり意味がありませんでした。
この小説は、10分ほどで書き終わってしまいました。
まだまだ、書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。
2004年11月6日