「植木っっ!!危ない!!」

キキーーーーーーーーーッッ

「ん・・・?俺何してたんだっけ?ここ・・どこだ?」
そこは、真っ暗闇の中。誰もいない何もない所。
「確か俺・・・誰かといっしょに学校から、帰ってた
・・・・・よな?アレっ?誰かって誰だ?」
何も思い出せない。誰といたかも。
「・・・き・・えき・・植木っっ!!」
誰かが読んでる声がする。植木はゆっくり目を覚ました。
「植木ぃぃ!!よかった・・・。本当によかった・・。」
そこには、自分の親と友達と・・・後・・誰だ?大体俺
何してたんだ?
「俺・・・何してたんだっけ?」
植木が不思議そうに聞くと、近くにいた女子が
「植木っっ!?私と帰ってる途中、交通事故にあって・・・。でも、生きていて本当にょかった!!」
そう言ってその女子は植木に抱きついてきた。
「・・・?お前・・誰だ?」
「えっっ???なっ何言ってるの?・・・森あいだよ・・忘れたの?からかってるんでしょ?」
「・・・森・・あい?・・誰だっけ・・俺の知り合いか?」
「・・・・・うそっ・・。」
森はそう言うと、倒れる様に泣き崩れた。
「・・・・・!?」
植木からも、なぜか涙がこぼれた。
「なんで・・俺泣いてるんだ?」

もう森と植木は、元の様に戻ることはなかった・・・。

こわれた何か。

なくした誰か。

忘れた記憶。