「植木ったらいったい何してんのよ、約束の時間かなりすぎてるじゃない」


森はぶつぶつ文句をいいながら歩いていく


そして植木の家に着いた


ピンポーンピンポーン……

何度ならしても出てくる様子がない


「はぁー」(鍵はあいてるみたいだから入っちゃおうかな)


「お邪魔しまーす」


「………」


やはり返事がない


「不用心ねぇ」


とかなんとかいってちゃっかり不法侵入をかます


そして植木の部屋に入った

「植木、入るよ」


そしてなかで見たものはベッドで横になってスースー寝息をたてて気持ち良さそうに眠る植木


なんか起こすの悪いかな、と森は思ったがやっぱり起こそうとしたとき


「………好きだ………」


(えっ?誰のこと?)森は気になったので起こすのをやめた


それから一時間がたって植木が起きた


「うわっ森、何にしてんだ?」


「べっ別に何にもしてないよ」


……聞きたい……でも覚えてるかな?


「うわっこんな時間じゃん、森ずっとここにいたのか?」


森はこくんと頷いたあと


「ねぇ植木、寝言で好きっていってたけど誰?」


「………聞いてたのか?」

「すこし……」


「ふぅー森が好きだ!」


何で夢でも現実でも告白しなくちゃいけないんだ


「植木……ありがとう、私も好きだよ」


「うおぉぉ森うれしいぞ」

「なぁ森?夢でしたこといましてもいいか?」


「えっ?何を?」


「こういうこと」


植木は森に口付けた


もう森は顔から火が出そうなほどまっかだ


「ん、……はぁいきなり何すんの!」


それから二人がキスする場面はそこらじゅうで目撃されたとかないとか