今日も植木は公園で掃除をしていた。
「植木ー」
いつものように森は植木に話している。
「明日、掃除の大会があるの知ってる?」
「へっ?知らねぇけど」
「掃除好きのあなたなら絶対でるわよね?」
「別に俺はこの公園掃除しているからいいよ、そんなの」
「いや出なさい植木!景品があるのよ」
ビシッと植木の前に大会の説明がかかれた紙をみせつけた、植木はどうせ逆らっても意味がないので森の提案に素直に応じた。
――――――――――――大会当日………
「植木ー?早くしないと遅れちゃうよー?」
「おうっ今行く」
二人は並んで大会会場に向かった……
「えー年齢にかかわらずお年寄りから子供までご参加ありがとうございます………」
となにやら会長らしき人の話が終わりやっと大会が始まるようだ。
「なあ森、どうやって勝ち負け決めるんだ?」
「たぶんごみを掃く格好の良さとか量じゃないの?」
「ふーん」
とかなんとか会話をしているうちに植木達の順番が回ってきた、
「行くぞ、森!」
「あっ、ちょっと待ってよー」
(なんかやる気満々じゃん植木)
そして植木が掃除を始めて五分後、向こうの道で苦しそうにしている老人が植木の目についた。
「なあ森あれ」と指差しながら、そしてすぐに二人は駆け出した…………・・・・・・・・・・・・
「あぁーあ結局大会終わっちゃったね」
「そうだな」
今二人はもといた会場にきている。
その時後ろから「植木さまと森さまですね?」と声をかけてくる人物がいた。
そう最初に話をしていた会長である。
会長から植木と森はこれまでの経緯を話され賞品と表彰状を渡され
「その賞品の旅行はかならず二人でいってくださいね」
会長はそういいはしいさっていった。
「なぁ森、賞品ってペア旅行だったのか?」
「そうみたい…ていうか賞品がペア旅行だなんて書いてなかったわよ」
「温泉かーまあ、たまにはいいか」
(それに森とだし)
「確かに戦い続きだったもんね、じゃあいついくの植木?」
「うーん……明日!」
「早いわよ」
「別にいいじゃん、早くいきたいんだからさ」
森も植木も気付いていなかった…
責任者の欄に佐野の名前があることなんて・・

to be continued