「じゃあーねー植木」
「おぅ森も気を付けてな」
そうして私たちは別れた…
私が少し歩いたら救急車のサイレンが聞こえた……
…私はゾクッとした
「植木じゃないよね?」
でも気付いたら植木の家へむかった。
待っていたのは植木の背中じゃなくて血まみれの植木
「植木ー」
「……」
植木から返事はない
「うっうぇぎぃ」
気付いたら泣いていた
そして植木に近づいて何度も名前を呼んだ
「植木、植木、植木ー」
「……もっ森」
植木は意識を取り戻した
でも危険な状態に代わりはない。
そのまま救急車に同乗し病院まで一緒に行った
病院に着くなり医者がダメかもしれないと言っているのが耳に入った
(自分の気持ちを伝えようじゃないと私一生後悔する)
そして手術室に運ばれていく植木に私は 「ずっとずっと好きだったんだよ」と言った
「あぁ…わかってる」
(…気付いてたんだ)
でもうれしかった、自分の気持ちが伝えられて………絶対植木は助かる……じゃないと私神様のこと呪っちゃうよ?
気持ちを伝えることは大切なこと....