「オーイ森」
「なーに植木?」
「今日さぁまた公園の掃除やらない?」
「またー?だって昨日もやったじゃない」
「昨日は半分ぐらいしかやってないからさ」
「わかったわよ」
(植木の掃除に付き合うこっちのみにもなってよねまあ楽しいからいいけど)
「じゃあいつもの時間にな」
「はいはい」
・・・・・・・・・・・・「予定より早く着過ぎちゃったかなぁ」
先にきたのは森だった
「植木早くこないかなぁ…」ガツッ………
(あれ?気が遠く……)
・・・・・・・・・・・・「はあっはあっ…あれ森まだきてないのか」といい先に掃除をはじめようとしたとき
「んっ?これは確か森の眼鏡だよな…何でこんなとこに?」
そのとき植木の携帯にメールが届いた
「えーと森からだ『ゆうかいされたみたいたぶんくらすめーとのいえよ』…やばい…やばいやばいやばい」どうやら急いで打ったらしく変換もされていない
(くそっ俺が守るいったのに…森…)
・・・・・・・・・・・・森は結局見つからず今は警察も探してくれている
「どこいったんだよ森」
植木の隣にはいつもいる森の姿はない
植木は学校につきまずクラスを見渡したが誰も怪しいやつなんかいなかった
そして先生がくるとやはり森のはなしをしはじめた
その時も植木はまわりを見渡していた
「!!!!!!!」
(あっあいつ森が誘拐されたって聞いて笑いやがった)
植木は直感でそいつだと思った
下校時、植木はこっそりそいつのあとをつけついに家まできた
さっそく植木はインターホンを押した
なかからクラスメートが出てきた。
「おい!森はどこだ?」
十分怒りをこめていったからなのか一瞬相手が驚いた顔をしたがすぐに冷静な顔で
「ここにはいないよ」と言ってきた
しかしさっきの驚いた顔をしたことで植木は間違いなくこいつだと思い、
「鉄」と叫び近くに停めてあった車をつぶした
相手は完全にびびっている「わかった教えるから」
植木はすぐにでもこいつを殴ってやりたいが森の居場所を知るために握ったこぶしをほどいた
そして何やら頑丈そうな扉を開けたかと思うとなかから
「うっ植木!」
両手両足を縛られた森がいた
「てめぇ森に何をした?」「ぼっ僕は森さんを飼ってみたかっだけだよ、植木君だって飼ってみたい……」植木はしゃべりおわる前に顔面を殴っていた
その後警察に連行されていたそいつを無視して植木は森の頭に眼鏡を掛けてやった
「ほらよ」
「あっ植木拾ってくれたんだ」
「当たり前だろ」
「ありがとう」
森は満面の笑みを植木に向けた
(俺はこの笑顔を守りたいんだなんて恥ずかしくていえないよな)
そしてまた二人は家へとむかって帰りはじめた。
そして
「ねえ植木、今日はありがとうね」
「別にいいよ」
「それと今日助けてくれたお礼」
チュッ…
そして森は自分の家へと森が走りだした。
残された植木はキスされた頬に手をあてたままずっと森の後ろ姿を見ていた


END