あたしは森 あい。バトルも終わって人間界に帰ってきたごく普通の中学生なんだけど・・・

何故か今、ごくふつうじゃ無い人の家に居ます。

源五郎「さぁさぁさ、あいちゃん麦茶がいい?緑茶がいい?
お茶のんだらキャッチボールをしよう!」
翔子「ああっ!!お父さんだめよ!あいちゃんと耕ちゃんはあたしとゲームするんだから!!」
源五郎「ところで、さっきの木はどうやって出したんだ!?ついでに言うなら天界はどんな所で天ぷら獣はいつどうやって帰って来たんだ!?」
お茶を出してくれたまでは普通として、植木の父、源五郎はスポーツ用品を持って走り回っていたと思いきやいつの間にかメモとペンを持って目を輝かせながら質問してくる。
植木の姉、翔子までゲームを持ったまま右往左往していた。
森「え〜と・・私今日は遅いのでこれでおいとまさせて頂きます。」
あまりにも付いていけないムードで変える事を決心した森。
        
        ・・・・・・・・・・

森「(・・・? 急に静かに・・・?)」
後ろを見ると暗いオーラを漂わせている源五郎と翔子の姿があった。
森「や、やっぱりもうちょっと居ます・・・」
源五郎&翔子「場合によっちゃいくらでも居ていい(のよ)(んだよ)!?それより、(ゲーム)(スポーツ)しない!?」
森「・・・植木、アンタの家族って変わってるわね。(植木だけに聞こえる特別ボイス)」
植木「そーか?」
源五郎「んで、さっき見た木みたいなのは!?以前あったバトルって奴と何か関係があるのか!?」
森「(特別ボイス)事を大きくしないように『見間違い』とかで済まして・・・」
植木「うん。関係してる。」
森「言ってるそばから何言っんのぉぉぉ!!!」
植木「バトルで使ってた能力で、バトルは終わったんだけど
事故で能力がまた使えるようになっちゃったんだって。」
森「べらべらと喋るなぁぁ〜!!!」
植木「俺が持ってるのは『ゴミを木に変える能力』って言って、他にも『手ぬぐいを鉄に変える能力』とか、『ビーズを爆弾に変える能力』とか、『声を似顔絵に変える能力』ってのがあるんだ。」
森「ちょっと!?植木あたしの話聞いてる!!?」
一方、源五郎は目を輝かせながらその話をメモしていた。
・・・次の小説のネタにでもするのだろうか?
森「あ、もうこんな時間!!私そろそろ帰ります・・・」
翔子「まあまあ、今日よかったら夕飯食べてかない?」
森「え・・?良いんですか?」

おそらくこの後、源五郎の言動はたいがいは予想が付くだろう。
そのあたりはご想像にお任せします。

―――――
森「(うげっ;、サバのみそ煮があるっっ;;;)」
森は植木とは正反対にサバのみそ煮が嫌いであった。
その後森は源五郎の言動に悩まされ、大嫌いなおかずの晩ご飯を食べるのであった。
森「たすけてぇぇぇ〜・・・・。」
 
 
            続く