「じゃあ・・植木君を好きになってもいいですか?」
「えっ・・・」
鈴子に言われて植木はますますこまった。
すると鈴子は佐野達がいたことに気付いた。
「さっ・・佐野君・・愛ちゃん・・」
「り・・鈴子ちゃん・・・」
すると森はうつむいて言った。
「よっ、良かったじゃない植木!鈴子ちゃんに好きになってもらえるんだよ!?」
「森・・・」植木は森を見た。
「植木君・・・やっぱりだめですよね・・・」
鈴子は植木を抱きしめていた手を離した。
「あっ・・・でも俺は鈴子のこと仲間としては好きだぞ?」
「恋愛で・・見て欲しいんです・・」
植木は鈴子の目を見つめた。
すると佐野が言った。
「植木・・・ホントのこと聞かせてくれ。おまえは誰が好きなんや?」
「俺・・・もう自分でも分けわかんなくなってる・・・」
森は今どう思っているか分からない。鈴子は佐野が好きだったが俺の事を好きになろうとしている。佐野は森が好きで鈴子をどう思っているかわからねえ・・・。俺はどうなんだよ・・・。
植木がなやんでいると森が植木達のほうに来た。
「鈴子ちゃん・・・私も植木が好きなんだ・・・」
「!」
植木、鈴子、佐野はびっくりした。
まあ・・うすうす気付いとったけどな・・。やっぱ俺は・・OOが好きになっとるのかもな。
佐野は思った。そして佐野は鈴子に言った。
「鈴子っ!ちょっと話があるんやっ。来てくれっ」
鈴子は不思議に思いながらも佐野のほうへ行った。
2人きりになった植木と森。
「・・・・なぁ森・・今言ったこと・・本当か?」
「まっ・・まあね・・でもあんたは?鈴子ちゃんがすきなの?」
「・・仲間としてな・・」
そのころ佐野とは鈴子は近くの湖にいた。
「なんですの・・話って・・・」
「あのさぁ・・言いにくいんやけど・・俺と付き合わんか?」
「なっ・・・だって佐野君は愛ちゃんが好きなんでしょ!?」
「さっきまではな。でも今はおまえが好きやねん」
「急に変わったんですか!?なぜですの!?」
「なにもあらへんがな。俺はおまえが好き。植木には取らせへん」
「・・・・ホントに愛してくれていますか?」
「うそは言わん」
「じゃあ・・一生私だけを見てくださいね?」「もちろんや」
佐野達は両思いになった・・のか?
ふたたび植木達
「森・・・俺がおまえを好きって言ったらどうする?」
「そしたら両思いになるからうれしいよ?もんだいはあんたよ」
「・・・俺は・・・」
その時花火が上がった。
「・・が好きだ・・」
「えっ?今言った?」「えっ!言ったよ!?」
「聞こえなかったからもう1回言ってくんない?」
「2度はいわねぇ・・」「お〜ね〜が〜いっ!」
植木達が両思いになったのはそれから30秒後のこと・・
END