「それよりさ、お参りに行こうぜ。」
「うん。」
森が笑顔で応える。
(うわっ、可愛い…///)
「じゃ、行こうか」
植木と森が本堂の方に向かおうしたその時…
「やっと見つけたぜ、この女!!」
見るといかにもガラの悪い連中が5、6人森に向かって視線を注いでいる。
「なんだ、こいつら。森の知り合いか?」
「…。」
「森?」
森は連中を睨みつけたまま、一言も話さない。
「さっきはよくも邪魔をしてくれたな。でもまぁ、よくそんな足でここまで逃げられたな。ちょっと顔貸しな。もう逃がさねぇからな!!」
「ち、ちょっと、何す…は、離して!!」