「やっぱ、森はそうだよな。」
「はっ?」
笑顔で言ってくる植木に森は訳がわからない。
やっぱ森はそうだ。人のために何かをしようといつも一生懸命なのだ。本人はバトル時の俺の姿を真似てるつもりみたいだがいくら真似たって森の中に『正義』がなくてはあんなに人を助ける事は出来ない。俺はただのきっかけだ。
「ん。」
植木が森に手にさしだす。
「何?」
「その足じゃ神社の階段、登れないだろ?///」
「あっ、うん…ありがとう…///」
そう言うと森は植木の手を取った。そのまま二人は階段を登り、本堂の前に来た。
二人ともさい銭を入れ、手を合わせた