―その頃、天界では―
「植木の奴〜♪いっちょ前にあんな願い事しやがって〜。どうする、犬丸?」
「どうするもこうするも、彼の願いには何もする必要はありませんよ、小林さん。何しろ植木君は森さんの――なんですから。生まれた時からその能力はすでに持ってますし。まっ、彼の場合は彼が天界で生まれたという事だけ特別ですが。」
「そうだな。……なぁ犬丸。」
「はい?」
「植木の奴、お前が神様だって事、頭に入ってると思うか?」
「……さ〜…。」