プルルルル・・・プルルルル・・・
「はい・・・」
「あっ、森か?俺だけど・・・」
「えっ、まさかうえき!?」
「なぁ森」
「なっ、なによ!!」
「やっぱ遊園地に行こう!!」
思い切って言ったけど、やっぱ無理かな・・・
「だめか?」
「い、いいにきまってんでしょ!」
「そっか・・・、じゃあ今から1時間後に約束の場所な!」
「うん」
よかった、また怒られたらどうしようかと思った。
さてと・・・俺も準備しなくちゃ。

     〜1時間後〜
「うえき遅い!!」
「わりぃ!」
「ばか!!」
「すんません・・・」
「まぁいいわ!早いとこいきましょ!」
「おお」
俺たちはバスに乗った。まだ雨は降っている。
「そういえばうえき」
「ん、なんだ?」
「なんで今日、遊園地になんか行こうとしたの?」
「えっ、それは・・・」
「?」
「秘密だ・・・」
「なっ、なによ!!!おしえなさいよ!!」
「秘密は秘密だ!!!!夜になったらわかる!!」
俺は怒った。なんでこんなことでムキになってしまったんだろう。
森はホッペをふくらませている。
それから森は一言も喋らなかった。
ようやく目的地に着いても森は喋らなかった。
「なあ森、いいかげん機嫌なおせよ」
「別に怒ってなんかないもん!」
見る限り怒ってるよ・・・。
「・・・うえきが教えてくれないからじゃん」
「だーかーらー、夜になったら分かるって!」
「夜までまてないから聞いてるんでしょ!!」
「うっ・・・」
俺は言う言葉を失った。
「じゃあうえき。夜まで遊びつくすわよ!」
「えっ?」
「夜になるまで遊びつくすのよ!!!」
「あっ、はい」
俺は森に手を引っ張られた。
なんとなくはずかしい・・・。

そろそろ日が暮れてきた。
秘密の時間がどんどん近ずいてきた。
「さあうえき、そろそろ白状しなさいよ!」
「あぁ?まだ夜じゃねえだろ!!」
「一応夜よ!!!」
・・・そうなのか?
 そして日が落ちるとき・・・。
「ほら!早く!!」
「・・・」
俺は無言で森の手をひっぱった。
「ちょっ、うえき?」
そう言われても俺は無言だった。
丘の上まで来たとき、俺は言った
「ほら、見てみろよ」
「わあ・・・」
 すみわたる夕暮れの空・・・なんだか不思議な感じだった
「うえきはこれを見せたかったの?」
俺はコクッとうなずいた。
「でもこれならいつでもいいんじゃないの?」
「今日は・・・」
俺は森の唇に自分の唇を重ねた・・・
夕焼けをバックにして
「!!??」
森は驚いていた。
俺が森の唇から離なれた。
「今日は森の誕生日だったから・・・」
「あっ!!」
森は自分でも忘れていたらしい。
「ごめんな?」
「ううん、いいわよ!!私にとって最高の誕生日だよ!!」
森は俺に抱きついてきた。
森のほおからは涙が流れている。
そんななかでも俺たちは笑いあった。
いつの間にか俺たちを邪魔していた雨はやんでいた。


    いつもと同じように君の名前を呼ぶ
    君はうれしそうに俺のところへ来る
 そんなあたりまえのことがいつまでも続くといい


〜〜あとがき〜〜
なっ、なんじゃこりゃあ!!!!!(前回と同じ
ヤバスギ!!!!
マジ長い!!(マタソッチ!!??
まあ呼んでくださった方々、
誠にありがとうございます!!
また書きますんで、しばしのお待ちを・・・