毎日俺と一緒にいてくれて
毎日想ってて
毎日お前を待っていた




日常茶飯事2




「何の告白?」
不思議そうな目で森は俺に問いかけてくる。
……?
俺は昨日恥を知りつつ頑張って言ったのに、森は平然と何?と聞いている。
これは、返事は最悪と考えた方がいいな。

「もう一回、言うぞ?」
「うん、何?」
「俺……おっ」

多分、俺の顔今すっごく真っ赤だろうな。
森にばれてなきゃいいけど

「俺、森の事す……好きだ!」

何かすっごい恥ずかしい。
今更だけど、何で俺こんなことしてんだろ。
ちょっと気を紛らわすために目の前のお茶を一気飲みする。
その姿に驚いたのか森はずっと俺をみている。

「うん、それで?」

思わず口に含んでいたお茶を吹き出すところだった。
森の答えは意外にもその他に言葉が必要らしい。
惚れた女間違えたかな

「だから、もっ……森は俺の事……どう?」
「好きだよ、で?」

思わず溜め息が出た
まだ他に言葉がいるのか?
これで十分じゃないのか?
いや、それよりも森が「好きだよ」って言ってくれたのが嬉しい…

「えっ……と、付き合って下さい」
「………はい」
それで納得したのか、森は俺にありがとうと言ってくれた。
お礼を言うのはこっちなんですけど
少しだけ森の顔が赤いように見えたけど気のせいかな

「大好き」
「えっ……」
「何でもないっつーの、バカ」
「お前、さっきからバカバカと……」
「バカバカバカバカ、ばーか…大好き」
「おっ、俺も好きだ」
森に振り回されながらノロケてる俺って、やっぱバカなのか。
でもやっぱり
幸せって奴?



えんど