「ねぇ君今なんて言った?」
「だから、ヘルメット被ったサルが居たって」
「お願い!その話もっと詳しく聞かせて!」
ぐっと彼女は顔をちかずけてくる。
「近い!顔近いから!わかった教える!」
ああ、なんなんだ。コレ。

春と風 第二話 ハイテクオリンピアの使命

「処でそのサル黒かった?」
「いや、黒くはなかった」
「そう、違うか」
少女が去ろうとした瞬間。
ガッ
「おい、何言ってる。話せ」
「貴方には関係ない」
「いいから話せ!」
「・・・・分かったわ」


―――――――
「そうか、父さんが。」
「ええ、だからそのオリンピアにいって優勝しなきゃいけないの」
「よし、その話俺も乗った」
「へ?駄目よ危険だわ」
「危険なめになら何回もあってる。大丈夫だ。それに、俺、この世界わかんないし」
「じゃあ、君別の世界から来たの!?」
「うん、まぁ」
「父さんのメカの所為だ」
「なんかいったか?」
「ううん、何にも」
「そうか・・・」
「じゃあ家おいでよ。そして、オリンピアの特訓だね」
「まあ、そーゆー事に成るな」
「君、名前は?」
「ハヤト、風野ハヤト。」
「私はハルカ」
「じゃあ、宜しくな」
「うん!」