ハルカと出会ってから一ヵ月後・・・。
「遂にきたね。ハイテクオリンピア」
「ああ。まずはエントリー登録だな」
「あっ、私はトロフィー変換があるから」
そういってハルカは行ってしまった。
・・・チャンピオンって忙しいな。
「ガチャメカ使ったら僕が一番に決まってるじゃん!」
おいおい・・・一番宣言かい。
赤と黄色の髪に黒い炎が書かれたキャップを着けている少年。
カケルとか言うらしい。
『それでは!前優勝者ハルカさんからトロフィーの変換です!』
「ハイ」
『では、ハルカさん。2連覇の意気込みを。』
「えっと・・・!」
急にハルカの目線が変わった。
黒いヘルメットを被ったサル。あれが・・・・ピポトロン。

春と風 第3話 オリンピア開催
「あのサルは・・・」
カケルの近くに居たジジイが言う。知ってるのか?
「キキー!」
ぬ・・・この声。
「あ!あのときのサル!」
「何でピポサルがココに居るのよ〜!」
ピポサルって言うのか。
「お前らも出る気か!」
サルも出れんの?
「キキー!!」
「いて、やったな!」
「「「「ギャアギャアギャア」」」」

「あのー皆さん。・・・あのー大会・・・」
「・・・アンタ誰?」
「あ、私チャルと言うハカセに作られたプログラムです」
ハカセってあのジジイか。
「じゃあチャル。この騒ぎ止めようか」
「あ、ハイ」
「「もう大会始まるぞ!(ますよ!)」

ハイテクオリンピア。ただいま開催。