「ねぇ風野君は好きな人いますの?」
「おらん。じゃあ俺からのお願い…ついてくんな」
さすがにいつもは一人で帰ってるのにいきなり女子と帰るのは相当いやなようだ。
「嫌ですわ♪」
「お願い」「嫌です」「マジで」「嫌です」
「帰れ」「嫌です」ブチッ
「ダアーもう帰れって言ってんだろ!」
風野は持ってるバッグをブンブン振り回した。
「もう良いですわ!私は勝手に帰ります」
「最初からそうしろ」
そお言うと鈴子はズタズタと怒って帰ってしまった。
「ったく何だよあいつさーてと俺も帰るか」
と足を踏み出した瞬間
「キャァァァァァァァ!」
「!?なんだ今のはあっちからだ」
風野は西の方角を見た。
「西ってことはまさか!」
体に不安が走った。自分の思い過ごしであって欲しいそう思い走り出した―がその思いも虚しく
「鈴子!?」
目の前の光景が信じられなかった。鈴子が血を流してグッタリ
と倒れてる光景に。
「…てめぇがやったのか?」
風野は近くに居たナイフを持った男を睨みつけた。
そのナイフは紅に染まり血がポタポタとたれていた。
男は半端バカにする様に言った。
「そうだよ。僕がやったんだ。でもそんなこと聞いてどうするの?今から死ぬ君に」
「死ぬ?笑わせんな。死ぬのはてめえだよ。ゲスヤロウ!!」
「そんなこと言ってられるのも今のうちだよ」
男はナイフを突き立て襲い掛かって来た。
「鉄」風野の鉄が通り魔を直撃し通り魔はのびていた。
「鈴子もう大丈夫だすぐ病院に連れて行ってやるからな」
「電光石火」
病院に行き手当てをして静かにベットで眠る鈴子を見て風野は言った。
「全く手のかかるお嬢様だぜ」




後書き
ヨッシャー終わりです。ちょっと長かったですかね。
まあとにかく終わりました。ワーイ。