とても静かな病院の昼下がり。一人の少年は後悔していた。
その少年の名は――――――
「刃今日も来なかったね」
鈴子の友達が呆れたように言う。
「そうだよ自分の所為で鈴子が怪我したのに」
友達の悪口をひきさくように鈴子が割ってはいる。
「だけど風野君今日も元気無かったらしいですわね。
ほかに幼時があってこれなかったんじゃないでしょうか」
「そうかもねーあいつああ見えても顔に出るからね」
「顔に出て悪かったな」その場が静まる
「刃…だよね?」
呆れたように刃が答える
「たりめーだ。っと鈴子。悪かったな」
「いいえ」ニッコリと鈴子が答える
「じゃあ私たち帰るねバイバーイ」
友人たちが帰ると刃ががっくりとした様に肩をおろす。
「…ホント悪かったな鈴子」「えっ」
「俺がお前と一緒に帰ってたらこんなことにはならなかったかもしれないだから―」
「確かに付き合ってるのに10にち近く来ないのは確かに酷いですわねだから久しぶりにCan I kiss you?」
「Sure」