「ねぇオッサンいい加減帰ってくんない?」

序章

「お願いです。ぜひバトルゲームに!」
「やだ。俺めんどくさいの嫌いだし」
「そこを何とか!」
この繰り返し約二十分。
「だからさー――――――」
「おいお前風野ハヤトだな」
突然大きな男が割って入ってきた。
「そうだけどなんか?」
「てめぇ昨日コンビニにいた奴らボコしただろ」
コンビニにいた奴ら?えーと
「ああそんなこともあった気もするしなかった気もする」
「どうやら自分の立場もわからないみたいだな。おい!」
合図と共にへんなやつ等に囲まれた。
「ねぇあんたこれって正当防衛になる?」
「なるけどこの人数でどうするんですか」
「こうすんだよ」
こっこの光は・・・
「波花!」
ムチのような物が一瞬で雑魚を薙ぎ払った。
「おわり」「すごい・・・」
「さっきの話だけどべつにいいよ気が変わった」
「ホントですか!じゃあ能力を」
「決めてある。物を何かに変える力」
「じゃあ渡しますよ・・・はいできました。では」
「アンタ名前は?」
「花梨です」「じゃあな花梨」「ハイ」
「…物を何かに変える力か……めんどくさ」