設定とか・・・これはガンガンWINGで連載されている天正やおよろずの小説です・・・マイナーなので知らない方が多いと思いますが・・・
私の勝手な設定?です・・・
この話はジルベルトがくる少し前の話です。
リタはライルが好きということで・・・
みんなキャラが壊れています・・・ご注意を
一応ギャグ&ライ薙です。
では、どうぞどうぞ



「ねぇ、みんなで蛍見に行かない?」
戦いはこの一言から始まった・・・

〜白熱!?チケット合戦(?)〜 第1話 始まりの一言・・

それは真夏の日の昼間だった。
この日はパン屋も早く売り終わり、真夏で蒸し暑かったためかみんな居間でぼーっとしていた。
そんなとき買い物から帰ってきた鎮紅が鼻歌を歌いながら居間に入ってきた。
そこで鎮紅は思いもよらないことを言った。
「ねぇ、みんなで蛍見に行かない?」
さっきまで死にそうな、暑そうな顔をしていて鎮紅の鼻歌にも無反応だったが、その言葉を聞いて、皆が反応した。
「へっ?蛍?」
とはじめにライルが暑そうな顔で口を開いた。
「そう!チケット人数ぶんもらってきたの〜♪」
と誇らしげに鎮紅が言った。
「ってどこでやんの?」
次にうちわであおぎながらマリエッタがいった。
「この前新しくできた庭園ですよねぇ」
なにやら何かを企んでいるように微笑みながら涼しい顔でアルドが話しにはいってきた。
「庭園ってあのチラシの?!だんご屋もあるやつ?!」
「・・・珍しい草も売ってるところ?」
さっきまで暑くて死んだように倒れていた薙刃と迅伐が目を輝かせて起き上がった。
「たしかそうですよ。夜に蛍が見れて、日本情緒で涼しいですし、デートスポットとしてもいいみたいですよ」
アルドがなぜか妙に詳しく鎮紅にかわって説明した。
(日本情緒!?)
(涼しい!?)
(デートスポット・・)

(((い・・行きたい!!)))
「わぁ、いきたーいw」
「・・私も・・・」
と暑さをわすれ2人が元気よく?言った。
「人数分あるなら私、行っても良いけど・・・」
「お・・俺も」
「私も・・・・」
3人が同時に返事をする。
「3人とも素直じゃないですねぇ・・」
3人の心を読んだようにアルドが鋭くツッコんだ。
「!!う、うるさいわね!!鎮紅さっさとチケットちょうだい!!」
ごまかすようにマリエッタが叫んだ。
「えっ、えぇ・・これが・・そのチッケトよぉ!!」
とかばんからチケットが人数分の7枚・・・ではなく2枚しかない。
「おい、鎮紅・・チケット・・2枚しかないぞ?」
ライルがすかさず言う。
「えっ?あら、ほんと・・かばんの中かしら?・・・あら?ないわねぇ・・・」
かばんの中をいくらさがしてもあるのは手に握りしめている2枚のみ。
「・・・鎮紅ちゃん・・もしかして・・・」
いやな予感がして迅伐が言う。
「あはは・・残りなくしちゃったみたい・・・」

「「「「「えぇぇーーーーーーー!?」」」」」
「なによそれー!?」
「よく探したのか?!」
「探したけど見つからないのよぉ〜、ドジッ子もぉいやぁ〜!(泣」
ライルとマリエッタが再びかばんの中をくまなく探したがやはり残りのチケットは見つからなかった。
「またもらってくるのはどうですか?」
とリタが提案する。
「といきたいとこですが、もうチケットを配っていないんですよ〜・・」
とまたもやアルドが妙に詳しく言う。
「じゃぁ、どうしよう・・2枚しかないし・・・」
「「「「「「う〜ん・・・」」」」」」
「では、こういうのはどうですか?」
困ってみんなが悩んでいるとアルドが企んだ笑顔できりだした。
「あるゲームをして勝った2人がいくってのはどうですか?」
「ゲーム?(いやな予感・・)」
「面白そうじゃない、私やるわ」
「やるーーー!!」
「・・・私も・・」
「私もやります・・」
「私もやりたいわ!!」
「先輩以外賛成ですが、先輩どうするんですか?日本情緒ですよ?」
とアルドが追い討ちをかける。
「うっ・・・や・・・やる・・」
「じゃあ、きまりですね」
「ちょっとまて!!ゲームってなにやるんだ?!」
といやな予感がしたライルが一応確認するために聞く。
「そうですねぇ・・ある場所にチケットを置いてその近くに罠などを設置します、罠などをよけてチケットを手に入れた2人がいけるってことで・・・」
「おい!!花見のときもそんなことしなかったか?!」
とライルがツッコむ。
「いやですねぇ、先輩、前よりパワーアップしてるに決まってるじゃありませんか〜」
「パワーアップさせるなよ!!」
とさらにつっこむ。
「では罠設置するのに3時間くらいかかるのでちょっと待っててください。」
「そんなにかかんの?」

3時間後・・・・
「公園を借りてやりたいと思います、準備はいいですか?」
「アルドくんはやらないの?」
と鎮紅が気づいて言う。
「僕はこのゲームをつくりましたから・・・ではそろそろはじめますよ?」
なにかあるような微笑みで言った。
(日本情緒・・・!)

(だんご・・・!!)

(・・珍しい草・・・!)

(涼しい場所!!)

(ライルとデート・・)

(ドジっ子挽回・・・)

そんな主旨はずれの戦いがはじまったのである・・・

第二話に続く・・