夢を見る





いつも同じ夢―――・・・





声も顔も分からない





知っているようで知らないような・・・そんなだれかを見つめている  ずっと・・・





そんな誰かはいつも私のコトを呼んでいて・・・





『森!』





『・・・木っ!』





はっ。





「・・・夢・・・」





「なんかまたあの夢見ちゃった・・・。」





「なんか、大事な夢なんだけどなぁ・・・。思い出しそうな・・・気・・・が・・・す・・・。」





眠りにつく。そして、また、あの夢を見るだろう。





かすかな記憶。かすかな思い。





聞いていい?





『あなたは、誰―――?』





〜END〜





あとがき。

記憶をわすれた後の森ちゃん。かなしそうな雰囲気にしてみました。返信いただけたらうれしいです