「まったく・・・先生のバカ!私今日急いでんのにって人倒れてる!大丈夫ですか!?」
私は佐原奏。中学一年生。
・・・助けたカメ・・・いや、この人を助けてしまった所為で私の日常は変わってしまったのです。

第一話 全ての始まりの法則

私が助けたのは月夜さん。
なんでも相当お腹が空いていたらしい。
「本当にありがとうございます」
よく見るとこの人、○王に出てくるコン○ッドみたい。
「いいんですよ!もっとどんどん食べて下さい!」
お母さんはノリノリだ。
「そういえば娘さんの名前はなんていうのですか?俺聞いてなくて・・・」
「奏ですよ!か・な・で!」
どうして奏を強調するかなあ・・・
「お母さん!湊は!?」
「みなくんはねえ、野球部が遅くなるって」
私の双子の兄、佐原湊。
野球部所属なんだ☆
そして月夜さんも帰ることになった。
「本当においしかったです」
「またぜひ☆」
お母さんはお父さん命じゃなかったっけ。

私の知らない所でこんな会話が繰り広げられていた。
「小林さんと犬丸さんじゃないですか」
「月夜、お前エントリーする奴決めたのか?」
「僕は佐野清一郎という中学生を選びましたが・・・月夜さんはあの奏と言う子を・・・?」
「いや。まだ考え中だ」
・・・私はどうなるのでしょうか